容積式ポンプと共に使うように設計されたハイドラセルCシリーズ圧力調整バルブは、余水を高圧ラインからバイパスさせることで装置内で過剰圧が発生することを防ぎます。また、安全弁としてご使用いただくことも可能です。装置の出口側が完全にクローズとなると(スプレーガン/切換弁の開閉時、ノズルなど)、ハイドラセルバルブはシステム内の全量をバイパスします。また、複数のスプレーガンを使用時には、システム圧力を均一に保持します。
ハイドラセルバルブはシンプルなテーパープランジャーとシートの組み合わせを採用しています。システム圧力がプランジャーの予め設定した調性スプリングの圧力を上回ると、プランジャーが持ち上がることでシートから離れ、液体がバイパスしシステム圧力を下げます。バルブを高圧ラインで使用する際に懸念されるプランジャーとシートの摩耗対策として、独自のフロースルー設計により摩耗を最小限に押さえるようになっております。また、内部にバッフルを設け、重要部品であるプランジャーとシートが直接通過液に接触することが無いよう設計されています。
ハイドラセルCシリーズバルブは配管を外すことなく設置状態でメンテナンスをすることが可能です。本体上部を外し、内部の消耗部品を交換するだけでメンテナンスは完了です。